WRX STIには先代モデルから「ヒルスタートアシスト」なるものが装備されています。
今日はその機能をキャンセルしましたので、その顛末を書いてみたいと思います。
機能は
ここでのヒルスタートアシストはMT車での「坂道発進補助装置」のことです。
AT車でも似たような機能があるようですが、混同しないようお願いします。
これは坂道発進でブレーキ・クラッチ操作中に後退するのを防ぐ機能です。
坂道を後ろ向きに上るときに前進するのも防げるようです。
下がっていく方向に進行しようとしている場合は作動しません。
(上り坂で後退している(バックギアに入っている)時など)
サイドブレーキ使用時には作動しません。
以上が基本的な機能です。
詳しくは取扱説明書の5-40ページをご覧ください。
スバルのオフィシャルサイトからダウンロードもできます。
何故キャンセルしたか
先代のGRB型に乗っていた時からキャンセルしていました。
理由としては
発進がうまくできない…
という致命的な理由…。
発進の瞬間に引っかかる感じがあり、そこでエンストしてしまうのです。
その人の発進のやり方にもよります。
私の場合、あまりアクセルをあおらずにクラッチを繋いで、回転が足りない分だけ踏み足す方法で発進します。
回転をある程度上げて一発で繋ぐ人だと気にならないようです。
先代から設定の変更があったか確認するため今までキャンセルしなかったのですが、特に変更されていなかったようなので今日実行しました。
ちなみにキャンセルしなくても無効にする方法はあります。
それはサイドブレーキを引くこと。
しっかり引かなくても大丈夫。サイドブレーキ表示灯が点灯すればキャンセルできます。
キャンセルの方法
GRBと比べてキャンセルには時間がかかります。
また、何秒以内に○○とか制限があるのである程度覚えておく必要があります。
①エンジンをかけます。
ABSとVDC警告灯の消灯を確認。
②VDC OFFスイッチを押します。
2秒でVDC OFFモードになりますがそのままひたすら押し続けます。
30秒程でVDC OFF表示灯が消灯。
消灯したら「5秒以内」にスイッチを離します。
③離した後「2秒以内」に再度スイッチを押すとヒルスタートアシストOFF表示灯が点灯。
点灯後、すぐに消灯するが無視で。
④エンジンストップ。
⑤再度エンジンスタート。
この時ヒルスタートアシストOFF表示灯が点灯していたら操作は成功です!
ちなみに…
今日はこんなところで作業してましたということで。
先日の投稿でちらっと出てきた国道406号で白馬方面へ。
鬼無里(きなさと読みます)手前の裾花ダムのちょっと先です。
この後、写真の中央付近に見えるガードレールの道に入り戸隠方面へ。
県道404号→86号→76号→36号と進みました。
76号を除き険道でした…。
来週は3連休なのでちょっとしっかりと乗り込みたいと思いますが、連休は混むので悩みどころ。
混まなくて快適な道ないですかね?
コメント
ヒルスタートアシストの記事拝見しました。
質問なのですが、例えば1度ヒルスタートアシストのキャンセル作業をしたあと、次の日に車に乗るとキャンセルは解除されているのでしょうか、それともキャンセルされたままなのでしょうか。
GVBの購入を検討しているのですが、僕もMT運転の際はサイドブレーキをあまり使わないのでこの機能が購入の妨げになっています。解答お願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
キャンセル操作をした後は解除されたままになります。バッテリーを外しても復帰しなかったと思います。
キャンセルした時の操作をもう一度行うことで機能が復帰します。
GVBであればヒルスタートアシスト無し車は存在しないので問題ありませんが、GRBだとA型のみキャンセル機能がありませんので注意が必要です。
そのほかの事でもわからないことがあればどんどん質問してくださいね。
分かる範囲でお答えします。
これからもよろしくお願いします。
返答ありがとうございます。
ついでにもうひとつ質問なのですがヒルスタートアシストはどれくらいブレーキを踏むと作動するのでしょうか?軽く踏んでいる程度では機能しないのでしょうか?
まわりにインプレッサに詳しい人がいないので心強いです。これからも分からないことがあれば質問させてください。よろしくお願いします。
「どれぐらいか」っていうのが結構微妙なんです。これが使い難さを増幅させているとしか…。
結論から言うと「軽く踏んでいても機能する時もあるし、機能しない時もある。」になります。適当でスミマセン。
取説にも「ヒルスタートアシストのブレーキ力が不充分なときは、再度ブレーキペダルを踏んでください。」なんて書いてあります。
これ、使う側からすると「ブレーキを離してみないとわからない」ということになります。
坂道発進に慣れていない人だと、「アシストが十分に機能しないで後退して慌てる」という事態になると思います。
逆に坂道発進に慣れている人からすると、後退してしまうのは特に慌てることはないはず。
私が使ってみた感触としては「坂道として認識していないところでもアシストされてしまう」のが問題でした。
わずかな上り坂で車がほとんど後退しないようなところでも機能、こちらとしては坂道として認識していないのでいつも通りの感覚でクラッチをつないでエンスト…、なんてことがあり嫌になってキャンセルしました。
慣れてしまえば問題なく使える機能かとも思いますが、その微妙な感覚のズレが気に入りませんでした。
そういう人が多かったからこそGRBのB型からキャンセル機能が付いたのかなと思います。
こればかりはその人のクラッチの繋ぎ方で変わるので一概に良い悪いは言えません。
回転を上げてクラッチをドンと繋げる人だと問題ないかと。逆にあまり回転を上げないで繋ぐ人はキャンセルできる方が良いと思います。
ちょっと長くなってしまいましたが、参考になりましたでしょうか。
これからもどんどん質問お待ちしております。
最近はあまり更新できていませんが「これが気になる!」というのがありましたら記事になくても遠慮なくどうぞ。
それではこれからもよろしくお願いいたします。